2010年11月30日火曜日

11月30日『親の教え』

 履き物はきちんと揃えておく。畳の縁や敷居は踏まない。敷いてある布団の上を歩いてはいけない。唐紙は、必ず、取っ手の金具を持って開け閉をめする。その際、音をさせてはならない。

 いずれも両親から教えられたことです。馬齢を重ねた今、このような些細なことを守り通すことが、生きていく上でなによりも大切だと確信するようになりました。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
 今頃、靴を揃える、ということが身につくようになりました。親の教えで覚えていることの一つです。あと部屋の片付けと部屋の掃除でしょうか。いつのまにか身についています。躾けられて良かったと思います。そうやって心を強くしていくのだと思いました。

2010年11月29日月曜日

11月29日『わがまま』

 私の書く文字は、人様にお見せするような代物ではありません。まったく自信がありません。

 もし私が、そのことを立派な理由にして、「私は字を書くのが下手ですから」とか「筆無精ですから」と言って、手紙を書かないとするならば、それは、単なるわがままにすぎません。

 わがままは、幼児性の最もたるもので始末に困るものです。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
 わがままは、意外と本人はわからないのだと思います。ただ、やらないよりはやったほうがいい、とか、面倒くさがらないとか、考えればいいと思います。そして不得意な分野でもやってみる事が大事なのでしょう。

2010年11月28日日曜日

11月28日『手抜きをしない』

 手抜きをすると、心が荒むようになります。

 たとえば、机上で立てた過酷な目標を、社員に無理強いしたとします。
 命令された社員は、尋常なやり方では間に合わなくなり、ごまかしたりだましたりするようになります。挙げ句の果ては、犯罪まで犯して目標達成に血眼になります。過程を無視し、手抜きをしたことが原因です。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
 心が荒んでしまうと、物事がうまく回らなくなり、幸せは逃げていく、ということになるのでしょう。家庭でも、面倒くさがらずにやることですね。手抜きをしても、結局あとでしっかりやることになりますし…。

2010年11月27日土曜日

11月27日『心の力』

 人間の力の中で、心の力ほど大切なものはありません。

 心の力がないと、困難に立ち向かう勇気が湧いてきません。生きる元気さえ失います。

 心の力は、ある日突然出来たり、人から一方的に与えられるものでもありません。

 毎日毎日小さなことを守っていく中から培われるものです。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
 毎日小さな事を守っていく。私は今、毎日こうやって「人間力向上Blog」書くと守り(決めて)、続けることにしました。人から一方的に与えられて、力がみなぎるときもありますが、それは一時的です(なのでたまにその本や書物を読み返すのですが)。もちろん妻や家族も心の支えですが、この毎日のBlogも心の支えになるかな、と思っています。

2010年11月26日金曜日

11月26日『自分の気持ち次第』

 商品は、扱う自分の気持ち次第でいかようにもなります。

 そのようなことを無視して、もっと売れる物はないか、もっと儲かるもはないかと、つい目移りばかりするものです。

 でもそんな商品がそうあるものではありません。

 それよりも、人が見捨てたり見過ごしたりしている商品に目を向け、自分の気持ちを込めてみることです。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
 以前、物を売る仕事もしたことがあります。そのとき、自分もその商品を使っていないと人に伝えられないということを覚えました。自分も使ってみた感想というのは伝わりやすいものですよね。『自分の気持ちを込めてみること』というのは、わかような気がします。
 直接販売や営業の仕事に携わっていなくても、今の仕事にもっと『自分の気持ちを込めてみること』が大事だと思います。

2010年11月25日木曜日

11月25日『意味のない統計資料』

 多くの時間と費用を費やして作成された文部科学省の統計資料には、何も訴えるものを感じません。たぶん、当事者が他人事のようにとり組み、責任の所在をはっきりさせないからだと思います。

 それに比して、一学校一学級、身体を張って守っておられる現場の先生方が作成された学校通信や学級通信は、はるかに迫力を持って私に訴えてくるものがあります。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
 何かを作ったときは、何か伝える「力」があり、それを感じとる人がいるから意味があるのだと思います。伝える「力」、訴える「力」は非常に大事で、今の仕事をしていて、自分にも足りないものだと思いました。毎日が反省ですね。

2010年11月24日水曜日

11月24日『孤独にならない法』

 人間が孤独を感じるときは、二つの場合が考えられます。

 一つは、大勢の中で無視されたとき。あと一つは大勢の方々にお世話になっていながら、そのことに恩を感じていないときです。

 孤独にならないためには、多くの方々にお世話になり、生かされている自分に気づくこと。そして「ありがたい」という感謝の念を持つことです。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
 孤独に感じるときだけではなく、なんだかやる気がない、元気がないときも『お世話になっているんだ、生かされているんだ』と思うと、気持ちが切り替わります。
 ちょっとの時間にこの「人間向上Blog」を読み返し、思い出すようにしています。

2010年11月23日火曜日

11日23日『掃除をすると……』

一、心が磨かれる。

二、謙虚な人になれる。

三、気づく人になれる。

四、感動の心が育まれる。

五、感謝の心が芽生える。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
 私が以前よりよく掃除をするようになったのは、このような意味を知ったからです。職場と自分の部屋以外を掃除することなんて、考えたこともありませんでした。でも今は毎日ではないですが、アパートとアパート前の掃除を続けています。

2010年11月22日月曜日

11月22日『心の大きい人、小さい人』

 心の小さい人というのは、自分のことしか考えられない人のことです。せいぜい考えても、自分の家族と自分の事業だけ。それに比して、心の大きい人というのは、自分のことだけでなく、いつも他人を思いやることのできる人のことです。

 さらに、自分を取り巻く地域社会、国家、地球、宇宙のことまで考慮して生活する人の事です。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
 今の自分がどうすれば心が大きくなるのか勉強中ですが、心の大きさを測るメーターなどないので、日々、自分と葛藤しています。とにかく具体的に、良いイメージをしてがんばろ!

2010年11月21日日曜日

11月21日『価格破壊』

 人間社会は人間の生み出す付加価値でなりたっています。

 価格破壊は、この付加価値の否定につながります。

 人間がお互いに感謝しながら生活していくためには、付加価値を認め合うことです。

 付加価値を無視した社会は、砂を噛むような世の中となり、人間から生きていく勇気を奪い取ってしまいます。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
 付加価値をつける、見いだすというのは簡単なことではないですよね。ゆるぎない、オンリーワンの付加価値がついたら最高です。私は商品を売ったり開発したりしていませんが、自分自身に付加価値がつくよう、日々精進したいと思います。

2010年11月20日土曜日

11月20日『心温かきは万能なり』

 温かい心には、万能の力が秘められております。

 温かい心は、人の心を癒すことが出来ます。世の中がよくなります。そのことによって、自分自身を成長させることができます。

 薬にたとえれば、まさに万能薬です。

 万能薬には副作用がありません。いいことばかりです。まさに「心温かきは万能なり」です。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
 温かい心の人に接していると、自分も温かい心になる気がします。ということは、いつも温かい心で人に接していると、心がすさんでいる人も、明るくなって、温かい心になるのでしょうね。

2010年11月19日金曜日

11月19日『心の幅は無限大』

 いくら大きい人でも、人の三倍も五倍も身長のある人はおりません。また、いくら体重のある人でも、人の五倍も十倍もある人はおりません。

 その点、人の持っている「心の幅」は、三倍や十倍の差どころではありません。人によっては千倍も一万倍も百万倍も差があります。「心の幅」を鍛えるためには、できるだけ自分以外の人のことを気遣うことです。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)



【所感】
 たしかに「心の幅」はいくらでも広げられるのだなぁと思います。とくに幅が小さくなっているときは、忙しいときですね。どんなときでも、人を気遣うこと、話を聞いてあげられることができるといいのでしょう。いつも反省するところです。

2010年11月18日木曜日

11月18日「社訓」と「経営理念」

 会社には「社訓」も「経営理念」も掲げていません。実体の伴わない高邁(こうまい)な「社訓」とか「経営理念」を掲げても、しらけるだけだからです。

 それよりも「どう生きて欲しいか」「どういう生活態度をとってほしいか」を社員に常日頃、話すように心がけています。その際、留意していることは、できるだけ具体的でわかりやすい実例を話すことです。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)

【所感】
 どんな会社でも、「社訓」や「経営理念」を掲げていると思っておりました。それを意識するようにと。でもよく考えたら、社員が毎日それを見て向上心を持つのははじめのうち。それよりも社長や上司が毎日、日頃の意識や将来のことなどを話して聞かせた方が、社員の心にひびくのだと思います。

2010年11月17日水曜日

11月17日『「割れた窓」理論』

「割れた窓理論」というのがあります。

 割れたまま修復されない窓ガラスを放置していると、荒れた状態が次々に伝染し、犯罪の呼び水になるという理論です。

 車も、ぶつけて傷ついたまま放っておくと、いつの間にかあっちこっちに傷が増え、でこぼこになります。何事も、小さな時に億劫がらずに処理していくことが大事です。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)

【所感】
 気がついたとき後回しにせず、すぐに行動すれば良いのですよね。しかし不思議ですよね。良いことはなかなか伝染しないのですが、悪いことは伝染しやすい。または悪運を呼び込んでしまうのでしょうか。とにかく『億劫』がらず行動するよう気をつけたいと思います。

2010年11月16日火曜日

11月16日『深める』

 人が行き詰まるのは、いつも同じ事を同じやり方でしているからです。
 人と同じ事をするのは何も考える必要がないぶん、楽だけども必ず行き詰まります。
 行き詰まらないためには、広げるのではなく、深めることです。深めると、自然に広がるようになります。

 良い物と深く接し、いい人と深く交わる。心すべき生き方だと思います。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)

【所感】
 広げるのではなく深める。逃げないで突き進むことなのでしょうか。ちょっとずつやり方を変えながらでも、目的を変えずに…ですね。私も一時、コンピュータに関わらない仕事をしましたが、やはりコンピュータの業界にもどってきました。もっともっと、深め、極めたいと思います。

2010年11月15日月曜日

11月15日『攀念知』

「攀念知(はんねんち)」とは、人を恨む、憎むという想念を持つことです。
 人を恨んだり、憎んだりしますと、そのことばかりが心に引っかかり、眠れなくなり、精神まで蝕(むしば)まれます。
 その結果、自分のエネルギーをすべて消耗することにもなります。
 つまるところ、「攀念知」を持つ人は不幸になるばかりです。「攀念知」を持たない。人生の極意だと思います。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)

【所感】
 好きで憎んだり恨んだりすることはないと思います。ではそういう攀念知をもったらどうすればいいのか、考えてみました。又川会長がおっしゃっていた「受容の愛」を思い出しました。許す、反省する、受け入れることです。人間力が問われるところなのだと思います。

2010年11月14日日曜日

11月14日『店作り』

 創業以来、「きれいな店作り」を基本に経営してきました。

「あまりきれいにするとお客がこなくなる」とか「お客が入りにくくなる」というような意見が真顔で議論されるような時期もありました。

 そういう意識を、一つ一つ変えていくだけでも大変なことでした。

 どれ一つをとっても、簡単に変わったことはありません。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)

【所感】
 相手や周囲、ましてや世の中を変えるというのは、並大抵なことではないと思います。そう思いながら、あきらめずに続けることが大事なのでしょう。
 あるいは、自分の考えを変えることでしょうか。これも結構大変だと思いますが、問題解決や、周囲との協調性を保つには、そのほうが早いのでしょうね。

2010年11月13日土曜日

11月13日『体験だけでは……』

 体験を積めばいい、というわけでもありません。むしろ、体験だけで生きてきた人の中には、したたかになっている人の方が多いように思います。

「オレはこんな修羅場を経験してきたんだから怖いものはないんだ」というような人間になってはおしまいです。

 どんな厳しい体験をしてきても、純粋で傷つきやすく瞳の曇らない人間になることをめざすことです。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)

【所感】
 私の周囲にも自信過剰でしたたかな友人、知人はおりました。彼らは仕事ができますし、それをうらやましいと思っていました。しかしどんなに仕事ができて、修羅場をくぐってきても、謙虚さはもって欲しいと思っていました。
 私も自分では気づいていないだけかもしれません。自分の得意分野でしたたかにならないよう、謙虚な心を忘れずにいたいと思いました。

2010年11月12日金曜日

11月12日『感謝』

 人間が生きていく上で、感謝の心を持つことはとても大切なことです。

 人間、感謝がないと、幸せになれません。感謝の心をもつから幸せになれるのであって、幸せになってから感謝しようというのでは、一生幸せになることはありません。

 その点、トイレ掃除をしていると、小さなことにも感謝出来る感受性豊かな人間になれます。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)

【所感】
 今まで『ありがとう』という言葉は発してきましたが、人間力向上の勉強するまで、『感謝している』という意識があまりなかったように思います。
 今は以前より感謝する気持ちが多くなりましたが、何故か、後から感謝の心がでてきて、『ありがとう』と言うタイミングを逃すことがよくあります。気づくのが遅いのですよね。このタイミングが一致するようにならなければ、と思っています。

2010年11月11日木曜日

11月11日『因果一如』

「因果一如(いんがいちにょ)」
  原因と結果は一緒という意味です。

  原因を作ったときには、結果も同時に生まれるということです。

  結果を良くするためには、気づく人になることです。たとえば、人間関係において、自分勝手なことをしていないか、というようなことを基本にして、気づく人になることです。気づきが良い結果をもたらしてくれます。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
  あるセミナーで、気づく人になるにはどうすれば良いかという話を聞いたのを思い出しました。
それは毎朝掃除をすることです。掃除をしているとあっちも、こっちも汚れている、と気づき、掃除をします。
あまりに汚れている箇所が多くて時間がないと、翌日に掃除します。いつしか全部がキレイになっていきますね。

2010年11月10日水曜日

11月10日『工夫しながら掃除をする』

  いつまでも、同じ範囲を同じ時間を費やして掃除をしているようでは、工夫が足りません。

  同じ範囲の掃除をするのであれば、効率を上げて時間を短縮する。

  また、同じ時間をかけて掃除をするのであれば、範囲を広げる。

  少しでも工夫改善をしなければ、進捗がありません。

  進歩しなければ続きません。
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(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
  アパートの掃除をはじめた頃、すごく汚れていたので時間がかかっていましたが、キレイになってからは、早く終わるようになりました。早く終わった分、アパートの前を掃除することにしました。毎日していたら、だんだん範囲が広くなっていました。掃除をしていれば、自然と範囲が広がっていくものだと思います。




2010年11月9日火曜日

11月9日『売り方』

  「値段が高い」「品揃えが悪い」「立地が良くない」。売れなくなると、ついこういう考え方になりがちです。

  しかし、いくら良い商品を仕入れてきても、従来と同じ考えで同じ売り方をしている以上、そう簡単に売れるものではありません。

  大切なことは、その商品にふさわしい売り方、扱い方を工夫することです。

  活路は無限にあります。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
  何か問題が発生し、悩んだとき、いつも同じ考え、発想では、解決しませんよね。商売の場合は同じ商品、同じ場所で売るわけですから、そう簡単に商品や場所を変えるわけにはいきません。相手がある悩み事も相手が変わるわけではありませんので、こちらの対応や考え方を工夫することですよね。打つ手は無限!(って又川さんが言ってました。)(笑)

2010年11月8日月曜日

11月8日『孔子と子路』の問答

   孔子とその弟子・子路(しろ)の問答を紹介します。

  子路曰「聖人といえども窮(きゅう)するか」
(あなたは人から聖人と言われているが、聖人といえどもそんなに困るんですか)

  孔子曰「君子、固(もと)より窮す」。ただし「小人(しょうじん)、窮すれば斯(ここ)に濫(みだ)る」。
(聖人君子だってもちろん窮するさ。しかし、普通の人はちょっと困ったりするとすぐパニックになったりして乱れるが、聖人は乱れない。これが聖人と小人の違いだ)

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
  人は堂々とし、落ち着きが無ければ冷静な判断や対処方法、ひらめきが出来ないですよね。思えば私も、いつも気づくとパニックになっていると思います。どうすれば良いのでしょうか。多分、予想、予測、心の準備をしていればいいのだと思います。そしてパニクっても、言葉や行動に出さないことですね。難しいかもしれませんが、周囲を不安にさせない為にも努力しなければなりません。

2010年11月7日日曜日

11月7日『人間の喜び』

  人間の喜びで最もたるものは、人に頼りにされ、あてにされることです。

  どれだけ財産を持とうが、社会的な地位を得ようが、この喜びに勝る喜びはありません。

  人に頼りにされず、あてにされない生き方は、生きがいをなくすばかりでなく、活力を失い、老化の原因にもなります。結果において、惨めな一生を送ることになります。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


【所感】
  たしかに頼りにされるのは嬉しいしです。しかし、純粋な人や、何か努力している人からは、素直に嬉しいですが、自分勝手な人は困りますね。何でもかんでも頼まれごとを引受けないで、ある程度人を見てしまいます。できればそんなことは考えたくないものですが…。

2010年11月6日土曜日

11月6日『感謝は率直に』

  現代人は、感謝の気持ちを素直に率直に表現しなくなりました。

  原因は、素直とか率直とかは、次元が低いことのように勘違いしているからだと思います。人間の感情を率直に表すことは、教養がないと格好を付けているからだと思います。感謝の気持ちを素直に率直に表さなければ、人間関係はスムーズにいきません。感謝の気持ちは相手に伝わってこそ本物です。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


/* 所感 */
  今でこそ自分だけで生きているわけではないし、人のつながりを意識するようになりましたので、人に感謝することが多くなりましたが、10代、20代の頃は、本当に感謝するという気持ちがほとんどなかったように思います。教養がないと格好つけているのではなく、私を含め現代人は単純に感じていないのではと思います。感じれば不器用でも、なんらかの表現をすると思います。

2010年11月5日金曜日

11月5日『共存共栄』

   メーカーには商品の開発と品質の向上以外心配をかけない。問屋業が心すべき使命だと思います。

  問屋業である当社は、まず一括仕入れを可能にするため、物流機能の拡充整備に努めました。

   また、支払いは約束手形による精算が常識化していた業界において、いち早く現金支払いに変えました。

  いずれも共存共栄の考え方です。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


/* 所感 */
  これまで、共存共栄を意識したことはあまりありませんでした。もちろん、ユーザの為を考えて仕事をしてきましたが、ユーザ以外、自分、自社をとりまく環境を考える必要がなかったと思います。
  でも今、朝にアパートの前を掃除することは、地域との共存共栄になっているのだろうと思いました。これからは仕事でも、共存共栄を意識したいと思いました。

2010年11月4日木曜日

11月4日『惜福』

  幸田露伴の教えに「惜福(せきふく)」というのがあります。

  たとえば、有給休暇が二十日間あった場合、その有給休暇を「権利だから」といって全部使い切ってしまうのではなく、控えめにして少し残しておきなさい、という意味です。

  つまり、自分に与えられた好条件、都合の良いことを使い尽くさないで、少しは遠慮しなさいという教えです。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


/* 所感 */
  このお話も又川さんより聞いて、特に時間ついてはギリギリまで使わないように心がけています。朝早く行動し、15分くらい余裕が出来たからと言ってTVを見ていたり、2時間飲み放題だからといって、2時間は居ないこと。そうすることで、忘れ物がないかチェックできますし、もし忘れ物をしても戻る余裕もあります。居酒屋さんもまた次来て下さいね、と思って貰えます。

2010年11月3日水曜日

11月3日『絶対肯定』

  「絶対肯定」「絶対安心」「絶対感謝」できる人間関係を確立することが、幸せな人生を送るためにもっとも大事だと思います。

   人間関係の始まりは、「絶対肯定」できるお互いの信頼です。

   お互いを信頼できるようになれば、「絶対安心」の関係になり、何事も感謝出来るようになります。まず、信頼できるお互いになることです。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


/* 所感 */
  今までを振り返ると、たしかに距離を置いた人間関係とした人達は、肯定した話し方はしない人達でした。自然とその人達を避けていたように思います。
  元々は他人だった妻を含め、人間関係が長く続いている友人、知人は、大抵、肯定的な話し方をします。そしていつしか、安心し、感謝するようになっていますね。その中で私がもっとも感謝の心が強いのが、妻であり、親友なのでしょう。

2010年11月2日火曜日

11月2日『心の重心を低く』

  心の重心を低くすることが大事だと思います。

  重心が高いと、建物でも乗り物でも不安定になり倒れます。人間の心も同じです。重心が高いと精神が不安定になり、つい自分以上の言動や行動をして、自分を見失う原因になります。

  心の重心をいつも低くしておくためには、掃除の実践が効果的です。人の嫌がるトイレ掃除が心の重心を低くします。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


/* 所感 */
  トイレ掃除に限らず、人が嫌がることを進んですることで、心の重心が低くなるという事なのですね。いわゆる、「腰が低い人」ということでしょうか。イコール、人間力がつくのでしょう。私もそのように心がけたいものです。

2010年11月1日月曜日

11月1日『百の努力』

  百の努力に対して、得られるものが一でしかなくても、その一を甘んじて受け入れる。このことが大変大事な考え方ではないかと思います。

  しかし、ただ受け入れてばかりいたのでは商売として成り立ちませんから、その一をどうしたら改善できるかをたえず工夫することです。

  そういう積み重ねが、必ずよい結果につながります。

(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)


/* 所感 */
  以前プログラム開発の仕事をしていたとき、よく
『今までの苦労はなんだったんだ?』
など思ったことが何度もありました。原因が別なところにあり、簡単に修正できたりした時、そう思いました。 でもその度に
『いや、無駄なことは無かったんだ。他の何かに役にたつことがあるはず。』
と思うことにしていました。「負け惜しみではないか?」とも思いましたが、そんなことは無いのですね。後で役に立てればいいだけのことでした。